この度、名古屋市立工業高等学校が実施しているデュアルシステムの受け入れを、今年度から当社で実施することになりました。デュアルシステム(Dual system)とは、学校教育と職業訓練を同時に受ける職業教育システムのことで、始まりはドイツと言われています。名市工版のデュアルシステムは、5月~12月の毎週水曜日(計20回)に生徒が企業に出向き、企業で実習を実施することでそれを単位として認定する仕組みとなっており、ものづくり企業の第一線で活躍できる人材の育成に重点を置いたシステムとなっているとの事です。
今年度は、機械科の生徒2名が当社への実習に来てくれています。2人ともとても積極的に取り組んでくれているので、受け入れ側の企業として、2人の将来に役立つ経験や体験の場が提供出来るように、取り組んで行きたいと考えています。
早いもので既に第5回目の受け入れが終了しました。これまでにプレス機を使用してのプレス加工や、金型に使用するウレタンを旋盤で加工してもらったり、スポット溶接をしてもらったりと、出来る限り色々な作業を体験してもらえるようにプログラムを組んでいます。
今後も、モノづくりの企業(製造業)である当社としては、モノづくりの楽しさや奥深さなどをデュアルシステムを通して生徒に感じ取ってもらえるような体験をしてもらい、将来、モノづくり企業に就職したいと思ってもらえるような内容を実施していきたいと考えています。