10月2日(月)、国際協力機構 中部国際センター(JICA中部)様主催の青年研修で当社に13ヶ国(バヌアツ、キリバス、パラオ、ソロモン、ウズベキスタン、カザフスタン、エジプト、ナイジェリア、ボツワナ、マラウイ、レソト、カメルーン、ベナン)から若手行政官や団体職員の方などが、工場視察にお越しになりました。
この研修の背景(目的)として、多くの開発途上国では都市部と地方との格差拡大や都市部への人口集中、女性や若年層の雇用機会欠如、伝統的な製造業や天然資源に依存した産業構造など、経済成長のボトルネックとなる様々な課題を抱えている。持続的な経済発展を促すには各国の経済基盤を支えている中小企業の振興や起業の支援などが不可欠であり、そのための法や制度の整備・改革を担う官民双方の人材の育成および能力強化も重要視されている。
日本が発展してきた基礎には産業振興による経済成長があり、カイゼンや産業人材育成など独自のノウハウも有する。それらを含めた中小企業振興政策は開発途上国の経済発展のために参考となる事例が多いことから、本案件は将来のリーダーとして中小企業振興分野に従事する若手行政官等の知識と意識の向上を目的としているそうです。
研修実施にあたり、事務局を一般社団法人 中部産業連盟様が業務を受託しており、当社が国や県、市などの補助金・助成金を上手く活用して事業を運営している点に注目いただき、今回の工場視察の実施に至りました。
通訳の方も同行されるなど、当社としても初めての経験でとても貴重な経験をさせていただいたと感じております。お越しいただいた方たちは、日本で色々なことを学び、その後はそれぞれの国に帰られて、各国の中小企業振興分野で活躍される方たちばかりです。今後のご活躍とご発展をお祈り申し上げます。