12月9日(金)、当社の加入している保険会社のサービスで、工場内の赤外線サーモグラフィカメラによる危険診断調査を実施しました。赤外線サーモグラフィカメラによる危険診断調査とは、工場内の配電盤や分電盤などを赤外線サーモグラフィカメラで写すことにより、異常に発熱している箇所を発見し、火災を未然に防ぐといった取り組みです。
写真は3本ある配線の内、1本だけ熱を帯びており線自体が白色に表示されています。これは端子接続部の抵抗上昇に伴う温度上昇の可能性があり、ほかっておくと温度が上昇し断線や溶融、短絡の可能性が高まり火災に繋がる恐れがあることから、メンテナンスの際に端子の締め直しを行うことをお勧めするといった報告です。
電気系統を出火要因と火災は、件数自体は全体の3割程度とのことです。そしてその電気系統が出火要因の事故のうち約7割が、漏電や配線の老朽化など赤外線サーモグラフィで事前に発見できた可能性がある事故と言われています。
今回、危険診断調査で指摘を受けた部分に関しては、早急に改善を図り安全な状態にしたいと思います。別で、とても素晴らしいとお褒めの言葉をいただいた点もありました。それが下記の取り組みです。
トラッキング火災防止用のキャップを工場や事務所のコンセントに取り付けている点でした。トラッキング火災とは、コンセントの差込口に埃が溜まり、その埃が原因で火災が発生することを言います。工場内のコンセントでこのようなキャップを付けている会社は初めて見ましたとお褒め頂きました。
これからの時期、乾燥して火災が発生しやすくなる時期です。お出かけの際は、十分に注意して火元の管理を行い、火災を起こさないように気を付けましょう。